御嶽山噴火生還者の証言 増補版
あれから10年
著者:小川さゆり
出版:ヤマケイ文庫
発行日:2024年9月15日
時々、本屋へ出かけ、新刊本などをチェックしています。そこで、最近、ヤマケイ文庫から掲題の本を見つけました。2016年に発売された本の増補版で、その後の安全登山活動などを追加したものとなっています。
この本は、昨年の9月に発売されたものです。「山と溪谷」などの月刊誌は、発売されれば、すぐに目につくのですが、文庫本は、なかなか気がつかず最近なって見つけました。
著者は、被災した山岳ガイドで決死の脱出を行い、その経験からこの本は山の教訓にもなっています。少し見ただけですが、下記のような箇所がありました。アウトドア活動をする上で大事な考えだと思い、一部、抜粋します。
会う人会う人に、「運がよかったね」といわれ続けたとある。
しかし、それに対して、著者は、今まで養ってきた判断力、行動力、技術を最大限、臨機応変に生かすことができたからこそ、生きて帰ってきたと思うと語っています。
興味のある方は、書店で手に取ってみてください。