暑さ指数から考える夏山(低山)の危険性

 ここ数年、天気予報とともに、暑さ指数(WBGT)とういものが表示されるようになってきました。
 暑さ指数とは、①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた熱中症予防のための指標です。

 そこで、夏山シーズンを迎え、よく行く高尾山、御岳山、そして、東京都で最高峰の雲取山の環境を調べてみました。湿度と熱環境の値も影響しますが、参考までに気温のみでの判定です。
6月25日の最高気温で判定。山頂の気温は、各観測所の標高及び気温から算出しました。

6月25日
高尾山 599m 35.0℃ [危険]
 八王子 123m 37.9℃(13:40)

御岳山 929m 32.5℃ [厳重警戒]
雲取山 2017m 26.0℃ [注意]
 小河内 530m 34.9℃(14:10)

 湿度や風(風速)の状況にも影響しますが、夏山シーズンといいつつ、高尾・奥多摩周辺の山歩きは要注意だと考えます。ちょうど、下山途中の午後に最高気温に達します。
 アルプスや八が岳など、標高2000m以上の山々では、熱中症の危険性はないと思いますが、皆さんが良く登られる山域ではどうでしょうか?一度、机上で確認しておくのも夏山登山では必要ではないでしょうか?
あくまで、個人的な意見ですが、、、

参考
熱中症予防サイト
過去の気象データ検索

Author: hiro2017

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