コースタイム(城山・奥高尾)

先月の記事で、地図のコースタイムの前提条件が、2021年版と2003年版とで異なるという記事を掲載しました。そこで、この条件の変更により実際には、どの程度コースタイムが伸びているのかを調べてみました。
対象は、私が良く登る高尾山の稲荷山コースから、城山への往復です。

コースタイムは、対象条件の変更により、往復で40分(約5パーセント)延びていました。

2003年版
40~50歳の登山経験者
登り)高尾山口駅-(0.50)-稲荷山展望台-(0.40)-高尾山-(1.00)-城山=計2時間30分
下り)城山-(0.50)-高尾山-(0.30)-稲荷山展望台-(0.40)-高尾山口駅=計2時間
往復4時間30分

2021年版
40~60歳の登山経験者
登り)高尾山口駅-(0.50)-稲荷山展望台-(0.50)-高尾山-(1.10)-城山=計2時間50分
下り)城山-(1.00)-高尾山-(0.40)-稲荷山展望台-(0.40)-高尾山口駅=計2時間20分
往復5時間10分

高尾山まで10分、城山まで10分の計20分延び、往復で4時間30分から5時間10分と40分延びています。また、昼食や小休止の時間を入れたトータルの登山時間で考えた場合、この40分の超過は、要注意ではないでしょうか?
ここ数年、高尾山でも午後になると警察や消防の車両の救急走行をたびたび見かけますが、自分の体力にあった登山計画をおこなっているでしょうか?もう一度、見直してみてもいいかもしれません。

特に、中高年で、長く山歩きをしている方、技術や経験を過信していませんか?
体力にも注意をはらうべきではないでしょうか?
また、古い地図を持っている方、最新の地図のコースタイムを比較してみるのも良いかと思います。

Author: hiro2017

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