ここ数年、バーベキューに関してのいろいろな問題が報道されていますが、専門学校の親睦を深める為のバーべーキューにおいて、死亡事故という悲しい報道がありました。
火力の弱い炭に、手指消毒用のアルコールを投入したため、爆発的に炎上、周りにいた学生に引火したとのことです。この学校では、年に数回、何年も親睦を深める為バーベキューを行ってきたと報道されています。学校行事の一環ということで、安全管理についてどのような対応がとられてきたのか疑問に感じます。しかも、アルコールを投入したのが生徒ではなく、職員だったということも驚きです。
ネットでの記事しか確認していないのですが、個人的な疑問点を3点ほど挙げておきます。
1.手指消毒用のアルコールについて、どの程度、危険性を認識していたのか?
→揮発性・引火性がともに高く危険物に指定されています。ある意味、灯油よりも危険性が高いのです。
2. バーベキューの消火用水は配置していたのか?
→470名が参加し、12か所でバーベキューを行っていたとあります。本来なら、それぞれの場所に消火用のバケツに水を汲んで配置しておくべきだと思います。
3.火事が起きた時の対処法はどうだったのでしょうか?
→野外の場合、服に火がついた当事者は地べたに寝転んび、周りの人は濡れタオルなどで火をたたいて消す方法が手っ取り早いと考えます。
4人がやけどを負い、うち1人が死亡ということで、投入したアルコールの量と事故発生時の対応も非常に気になります。
あと1ヶ月ほどで夏を迎え、バーベキューの時期をむかえますが、くれぐれも気を付けましょう。
※写真は、昨年のゴールデンウィークに奥多摩を歩いた時に見つけた焚き火の痕です。